2017/02/09

Franceの弁護士事情

司法制度改革ではフランスなみに弁護士を増やすと言っていたが、そのフランスの現在の弁護士の統計が公表されたのでご紹介。


Avocat

2016年1月1日現在で、フランスの弁護士総数は63 923人。10年前と比較して約4割ほど増加している。
そのうち42%に当たる26 792人の弁護士がパリに集中している。

そして、女性化は更に進んでいる。女性弁護士が初めて男性より多くなったのが2009年のことだったが、2016年は女性弁護士が占める割合が55.1%となった。

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2017/01/19

Franceで、FBの友達関係を理由に忌避を申し立てた事例

フランスの裁判例にフェイスブック関係の興味深い事例が出てきた。

L'ami des réseaux sociaux : précisions sur l’appréhension juridique de la communauté virtuelle
ソーシャルネットの友達:ヴァーチャルコミュニティにおける法的不安の明確化

ダローズの上記記事に取り上げられたのは、フェイスブックの友達関係が忌避事由となるかどうかという問題である。

事案は弁護士会の懲戒処分手続で、弁護士会長が訴追者となって委員会に掛けられた弁護士が、その委員会所属弁護士と訴追者である弁護士会長とがフェイスブックの友達関係であることを理由として、忌避申立てをしたというのである。

Civ. 2e, 5 janv. 2017, FP+I, n° 16-12.394
破毀院第二民事部2017年1月5月判決は、以下のように判断して上告を棄却した。
Temis1petite


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2017/01/18

Franceで訴え提起を手助けするサイトが適法と判断された

Légalité de l'exploitation des sites "demanderjustice.com" et "saisirprudhommes.com"

Demander Justiceという会社が開設したサイトは、www.demanderjustice.comwww.saisirprudhommes.comという二つであるが、mise en demeure(催告・付遅滞)のひな形と、弁護士に依頼することなく小審裁判所や近隣裁判官、そして労働審判所への提訴を手助けするものであった。
Paristricolor

これに対してフランスの弁護士会連合会(CNB)とパリ弁護士会が差止を求めて提起した私訴で、パリ大審裁判所は2017年1月11日判決で、これらのサイトを適法と認めた。

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2017/01/06

1月24日は世界中で危険にさらされている弁護士を支援する日

1月24日は、 l'AED, l’IDHAE, le SAF, la FNUJA et l’AFAJAといった諸団体が、世界の様々な国で弾圧にさらされている弁護士を支援するために、広く一般にアピールする日ということである。

今年は、中国の危険にさらされている弁護士の支援のため、パリの中国大使館に弁護士たちが法服を着てデモを仕掛ける。
Avocatendanger


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2016/11/19

法テラス・スタッフ弁護士の10年

法学セミナーの12月号は「法テラス・スタッフ弁護士の10年」という特集だ。
07308
法テラスに関しては、とかく弁護士さんは悪く言う人が多いのだが、そして問題もたくさんあるのかもしれないが、ともあれ日本の裁判へのアクセスを担う組織であり、司法制度改革当時ははっきりしていなかった内容がスタッフ弁護士の皆さんの努力により良い方向に変わってきた。

この法セミの特集号は、スタッフ弁護士の生の声から、そのことを生き生きと伝えている。

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2016/10/08

Lawyer:韓国では法曹一元が実現していた

昨日、Baek判事からお聞きした中で驚いたのが、韓国ではすでに法曹一元が実現し、裁判官は、検察官と弁護士で、3年以上の実務経験を有する者から選任する制度になっていた。

これはロースクール設立により、従来の司法試験・司法研修を経て法曹三者に分かれるという日本式から、ロースクールを出て弁護士試験を受けることを本則とし、例外的だった司法試験を来年から廃止することによるものである。
Avocatsmagistrats

ということは多分まだ司法試験経由の判事採用は残っているのではないかと推測されるが、ともあれ、検察官と弁護士の間からの任官というのが主流となっているようだ。

このことは、実は、李妍淑・北大講師の翻訳にかかる「韓国のロースクール制度実施5年間の評価について」北大法学論集65巻6号1976頁、特に1973頁に以下のように記載されている。

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2016/04/12

Book:ガイドブック弁護士報酬

弁護士報酬というのはどれくらいかかるのかということは、我々一般人にとって知りたいところである。

しかし一般論的にはどうもはっきりしない。そこで、新版 ガイドブック弁護士報酬が参考になるかもしれない。

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2016/04/05

北大LSガイダンス

大学も新年度が始まり、今日は北大法科大学院の新入生ガイダンス。
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私も、遅ればせながら授業担当教員として参加した。
二年前のゼミ生が二人、既習者コースに入学していた。既習者コースについては北大出身者が極めて多いようだったが、それでも、東京方面から初めて北海道に来たという学生や他学部出身、社会人からの入学生など、バラエティに富んでいる。

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2016/04/03

Courts:最高裁が裁判官の海外研修を増強へ

朝日新聞の記事によると、

多国間にまたがる法的な争いに対応できる裁判官を育てようと、最高裁は今秋にも、現場の裁判官数人を米国の研修プログラムに派遣する。

Dscf2030
とのことで、子どもの奪取に対するハーグ条約とか、国際私法とか国際倒産とかの渉外案件に対応できる裁判官を養成するというのがその趣旨・目的ということである。

しかし、これまでも海外留学のための派遣は、アメリカのみならず欧州にもやってたんじゃないのかという気がするが、それとは趣旨が違うらしい。

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2016/04/01

Bar:鳥取県弁護士会のゆるキャラ「まさこ先生」

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その名もまさこ先生という。

髪の毛の色は鳥取県らしく、21世紀梨の色。
法服の下には着物を着用している。

しかし、現代の日本の弁護士は法服を着ないし、そもそも着物を着用して法廷に行くということはないだろう。

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