2025/04/12

イタリア・トリノでロンブローゾ博物館を見る

Img_8392トリノ大学でのワークショップに参加したついでに、同大学に在籍されていたチェーザレ・ロンブローゾの博物館を見学した。

法学を学んだ者なら誰でも耳にしたことのある、インパクトのある名前で、犯罪者には身体的特徴などから生来的要因があるという生来的犯罪者説を唱えたことで有名である。

 

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2025/01/21

Book:アオキくんはいつもナス味噌

今年読んだ6冊目は、一橋大学教授の青木人志先生が出された自伝的エッセイ集ともいうべき『アオキくんはいつもナス味噌

1961年に生まれ、私大勤務も国立大勤務も経験された法学部の先生ということで、私とほぼほぼ同じ条件の研究者であり、最後までたいへん共感を持って読んだ。

20250121-45920 文中にも出てくる「シラケ世代」というのは、私の記憶ではやや上の世代(2、3歳ほど上)に与えられたレッテルで、私がシラケ世代と言われたのは高校時代だったように思う。それでも、私たちの世代に対するレッテルとしてぴったりで、いわゆる全共闘世代やその余韻が強く残る先輩たちからすると、ノンポリという言葉が使われなくなるほどに政治的なパッションがないのが普通に見える、その意味でシラケている世代というわけである。もちろん、ゲバ棒とヘルメットでデモに参加する行動には出なくとも、実存主義の申し子さながらに悩み戸惑うことは普通にあり、シラケと言われるほどに無気力無関心だったわけではない。学生運動のようなわかりやすい単一目標に向けた直接行動に全員が立ち上がるというような構図に、背を向けたり、斜めに構えたりしがちな世代ということなのかもしれない。

 

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2025/01/16

生成AIもどんどん賢くなっている

先日、生成AIで色々なことができるようになってすごいという話をとあるシンポで聞き、ChatGPTも使えるという声があったので、久しぶりに試してみた。

すると、以前はできなかったWeb上のデータ閲覧、特にWikipediaとか大学などの公式ページの情報などを参照し、実在の人物質問には正確に答えられるようになっていた。

自分の名前で誰か聞いてみると、以前はアニメソングのライターとか幻想を振り撒いてくれて、その後のネタに活用させていただいたレベルだったが、今はWikipediaや成城大学のサイト、から正確に情報を拾い、しかも出典元にリンクしてくれている。

 

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2024/05/30

Book:ファスト・カレッジ 大学全入時代の需要と供給

今年読んだ17冊目は大学職員さんが書いたという『ファスト・カレッジ

もっともらしいタイトルで、要するにファスト・フードのような大学がファスト・フードを求めるような学生に迎合しているというお話。

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2024/03/07

Book:大学教授こそこそ日記

今年読んだ9冊目は『大学教授こそこそ日記

以前当時のツイッターでご本人だったかが試し読みを紹介されていたように記憶している。今回はキンドル版で購入。

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2023/01/23

ChatGPTでレポートは書けるか? 民訴一行問題でやってみた。

ChatGPTが話題である。

20230123-50910

というか、その存在を知るよりも先に、アメリカの学校がChatGPTの利用を禁止したというニュースがあり、日本でもどうする、特にレポート出してChatGPT使って答えを書いてきたらどうする?という議論に接することになった。

生徒と教師によるChatGPTの利用をニューヨーク市が禁止

人工知能に書かせた米大学生のレポートがA判定に 「盗作チェックソフトウェアは検出ができない」

これについては、むしろChatGPTを使ってもいいけど、使ったらそのことを明記した上で、その答えの当否を論ぜよという問題にするというNote記事があった。

ChatGPT時代にレポート課題は成立する?

これはなるほどの解決である。そこで、仮想的に民訴のレポート課題を出した時にChatGPTがどんな答えを出すのか、見てみた。

 

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2023/01/07

日本評論社が、Kindle本の半額セールを1月19日まで実施中

【Kindle本2023新春キャンペーンのお知らせ】


 






これはチャンスかも知れない。紙の本はあっても、最近場所を選ばない電子書籍が大変重宝するようになってきているので、この機会に買い足しておこうかな。 

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2022/09/01

Book:博論日記

今年読んだ53冊目は『博論日記

 

フランスの漫画の日本語版であり、フランス院生あるある物語だそうである。

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2022/08/31

Book:文系研究者になる

今年読んだ52冊目は『文系研究者になる

 

一橋大学の日本語教育の先生がお書きになったもので、20人もの博士後期課程指導の経験に裏打ちされ、また決して限られた個人的経験の一般化には陥らない広がりを持った内容だ。

大学院に進もうとちらっとでも考えた学生さんには特にお勧めだが、修士、博士の学生さんにも勧めたい。

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2022/04/24

Book:リベラルアーツの法学

今年読んだ39冊目はリベラルアーツの法学

 

ICUでの熱い授業が再現されているという触れ込みだが、比較的少人数でアクティブ・ラーニング的に著者が使うのにぴったりな教科書という感じがする。 

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