天童竜美弁護士、爆誕
今期はリーガルドラマが少ないようではあるが、将棋指しの弁護士という企画の「法廷のドラゴン」が始まった。
フジテレビの連ドラ「日本一の最低男」を見ていたら、中山美穂が元気な姿で出演していてびっくり。
テレビ局から退職を余儀なくされた中年男が区議会議員に立候補するためにイメージアップ作戦として亡き妹の残した家族と同居して子育てを頑張る姿をSNSにアップするという不純な動機から始まる子育て生活だが、当然ながら、家事育児をナメてたツケが襲いかかる。
しかし、最低と言う割には、第一回から子どもの心をつかんだり、仕方なくとはいえ仕事を放りだして熱を出した子どもを迎えに行ったりと、世の中にはもっと無責任な親がいっぱいいるぞーという感じはする。完全な悪役になってしまえば物語が発展しないし、さりとて「最低男」という看板に偽りがありすぎてもどうかとは思う。
で、そんなドラマの中に、中山美穂が出てきたのだ。
虎に翼の7/3放送で題材にされた尊属傷害致死重罰規定(刑法旧205条)の合憲判決(最大判昭和25年10月11日刑集4巻10号2037頁)は、少数意見のうち実体法解釈の部分で多数意見に賛成する斎藤悠輔裁判官の「何が立法として筋が通らないのであるのか、休み休み御教示に預りたい」というフレーズでとても有名であるが、裁判所の裁判例提供システムでも「休み休み」と検索後に入れて大法廷にチェックすると、一つだけヒットする。
その中で、ドラマでは小林薫演じる穂高先生のモデルとなった穂積重遠裁判官の反対意見も、興味深いフレーズが見られる。
「親と名の附く者を殺すとは、憎みてもなお余りある場合が多いと同時に、親を殺しまた親が殺されるに至るのは言うに言われぬよくよくの事情で一掬の涙をそそがねばならぬ場合もまれではあるまい。」
「殺親罪重罰の特別規定によつて親孝行を強制せんとするがごときは、道徳に対する法律の限界を越境する法律万能思想であつて、かえつて孝行の美徳の神聖を害するもの」
これに対して、斎藤悠輔裁判官の意見でも、興味深いフレーズは上記の「休み休み」だけではない。
今年見た最初の映画が邦題「ポトフ 美食家と料理人」原題"La Passion de Dodin Bouffant"
19世紀末のベル・エポックのフランスを舞台にした美食家と料理人の愛と悲しみの一コマを描く美しい映画だ。
今年見た3本目は、『オット―という男』
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NHKあさイチで紹介されていたので、Winnyのついでに衝動的に見てきた。
今年見た最初の映画はSHE SAID その名を暴け
#MeToo運動に火をつけた記事ができるまでの実話を元にした映画だが、音楽や映像の迫力が凄い。ジャーナリストが真相を一つ一つ、明らかにし、確証を得ていく。そして最後に、記事の裏付けを提供してくれたのが、あの彼女。
今年見た5本目はホイットニー・ヒューストン
約10年前に亡くなった彼女の伝記映画であり、前の彼女の生涯を描いた映画「ホイットニー Always Love You」がドキュメンタリーであるのに対して、こちらはホイットニーの生涯をナオミ・アッキーが演じたドラマである。