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2026/03/18

Book:隠蔽捜査8,9,10

今年読んだ11〜13冊目は引き続き『清明〜隠蔽捜査8』『探花〜隠蔽捜査9』『一夜〜隠蔽捜査10』である。

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『清明」において、大森署署長から神奈川県警刑事部長に異動となった竜崎伸也は、坂の多い横浜で妻がペーパードライバー教習を始めるとともに、中華街に関連する中国人殺人事件に直面する。表題は中華街の中華料理店のテーブルに書かれていた漢詩である。

また『探花』では、キャリア採用同期の八島が福岡県警から神奈川県警警務部長に異動してくるが、この男が同期の採用成績トップであり、伊丹が2位、竜崎は3位だったことが明かされる。科挙の順位1位の者を状元、2位を榜眼、3位を探花というということで、本書のタイトルが採られているが、同時にこの作品では妻から言われてヴェルニー公園の紫の薔薇を探すというミッションを帯びている竜崎のこともかけている。この作品の本題は、福岡の運送業者が横浜で殺され、目撃者が刃物を持った白人が逃げていったという事件が横須賀で起こったもので、米軍基地との地位協定およびアメリカの特別捜査官との共同捜査が行われるなど、盛りだくさんである。また私生活では息子が留学先のポーランドで逮捕されたという情報がSNSを通じてもたらされ、また外務省の内山に助けを求めたりする。

『一夜』では、有名作家の行方不明・誘拐事件と、その捜査に協力するという別の有名作家が現れ、文壇の事情が事件の展開に深く関わっていくことになる。今野敏にとっては、内輪ネタに手を出したというところであろう。

 

 

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