Cinema:ベートーヴェン捏造
音楽教室で音楽の先生が中学生に語るベートーヴェンの真実という体の物語であるが、ベートーヴェン秘書を勤めたシンドラーがベートーヴェン伝記に相当創作混じりを書いたというアントン・シンドラー(Wikipedia記事写真はPD)を題材にしている。
物語は観てもらうとして、このアントン・シンドラーという人、映画の中でも言及されていたが、ウィーン大学法学部で法学を学び、法律事務所で勤務していたが、法律家としての将来に疑問を感じて音楽家に転身したのだという。そして実際にも音楽家として作曲もし、弟子も残しているようだが、名を残しているのは捏造伝記作家という汚名のようだ。
映画中にも登場するアメリカ人セイヤー(Wikipedia記事)がシンドラーの捏造を突き止めるのであるが、その彼も、Wikipediaによれば、ハーバード・ロースクールの司書だということだ。
法律教育機関に関係した二人の対照的な歴史的真実との向き合い方が、おそらく映画製作者側には意識されていないだろうが、この映画の見所と個人的には思う。
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