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2025/11/13

Book:成瀬シリーズ1&2

今年読んだ49冊目50冊目は、『成瀬は天下を取りにいく』と『成瀬は信じた道をいく』の二冊。

新潮社特設ステージ

20251112-174759

成瀬あかりは、何をやるにつけても一所懸命やるので、とうぜん同世代の友人たちの中では常に秀でてる子である。

Liser1 それがために、小学校・中学校くらいまではクラスで浮いて、孤高の人ということになるが、それをものともしないうちに、島崎という親友にも恵まれ、M-1の予選に出たり、大津の西武が閉店する際にはほぼ毎日テレビに映ったりする。そして高校入学を気に髪をスキンヘッドに剃り上げて、3年間でどれくらい伸びるのかを試したりする人だ。

そんな彼女の中学時代から大学生になって少し立つまでの成長記、というか彼女を取り巻く人間たちの物語と言ったほうが良いのかもしれない。

 

彼女の住む社会は、現実の息苦しさが反映された社会で、小中高とスクールカーストとそれを自分の行動指針にしてしまう同級生がいるし、けん玉大会で4時間も玉を落とさないでいた彼女は周囲の大人たちを困惑させてしまうし、観光大使(ミス大津の現在形)では祖母から三代続く観光大使が登場したりする。

しかしそんな社会の中で、漫才のネタを考えるにしてもありきたりなものよりあかりちゃんの日常を出したほうが笑えるネタになるし、ビジネスマナーに忠実に敬語を使って観光客を接遇するスキルを競うコンクールでも、三代目の観光大使がペアとなったあかりちゃんの素のままのトーク(RPGの村人のような話し方と評される)で行った方が絶対いい、コンクールに勝つなんて二の次とと思わせるような反応になってしまうのだ。

そりゃぁもうスーパーヒロインとなるに決まってる。

ということで、上記のサイトによれば12月1日に新作が出るらしいので、また漫画化もされているらしく、こうなったら実写映画も作ってほしいし、AIあかりちゃんなんてのも良いんじゃないかとか、そんな感じにさせてくれる作品であった。

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