Comic:税金で買った本1-14
今年読んだ23-36冊目は、『税金で買った本』1-14
ヤンキー君が子供の頃に好きだった図書館を訪れて、引き込まれてバイト君となり、図書館の様々な側面を知っていくお話。
市立図書館で働く人たちは、絵柄からは今ひとつ年齢不詳だが、ほとんどが非正規雇用で、その理由が、市職員となると図書館にずっといられるわけでないからというから、図書館の専門職員は正規雇用になり得ない構造である。
しかし、いつの間にそれが当たり前になってしまったのか。
要するに図書館の専門職として正規に雇用するという人事風土がないということなのであろう。
図書館だけではなくて、資格を有する専門職については同様の問題があるのだろう。
ただ、一方で宅地建物取引士とか薬剤師とかは正規雇用なのであろうし、例外はあれど医師、看護師もそうなのであろう。私のような大学教員も、徐々に非正規化が進行しているとはいえ、まだ正規雇用が本来のあり方という感じである。
そんなことに思いを馳せてしまうエピソードが満載であり、ヤンキー高校生の主人公の友達関係の話もちょっとは出てくるが、主眼はやはり図書館職員の話である。
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