Book:准教授・高槻彰良の推察11
今年読んだ5冊目は『准教授・高槻彰良の推察11』
神隠し体験を持つ先生と、黄泉の国との接点で物を食べたため半分あの世の存在になってしまい、嘘が聞き分けられるようになってしまった学生とのコンビの話も、もう11作目である。
ちょうど2年前のBook:准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側以来、この欄で紹介するのをサボっていたようだが、9巻と10巻も読んでいる。
この連作は、怪奇現象と思われる話の謎解きを先生がするストーリーと、本物の怪奇現象が出てくる話とが入れ替わりで出てくるのだが、この11巻は種明かしのある話と、本物怪奇現象との両方が現れる。そして、高槻先生も、本物の怪奇現象だからといって必ずしも直接対面したいというわけではない、それなりに自分の安全は考えるというところも出てきて、少し成長したのであろうか。あるいは、学生の方の見方に解像度が上がったということなのかもしれない。
それはともあれ、この11は、ちょっと閑話休題というか、高槻先生をめぐる怪奇の展開の合間のような印象のある話であった。
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