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今年読んだ37冊目は黒田祐我さんの『レコンキスタ』
スペインのイスラム勢力に対する領土回復運動として名高いが、実情はどうだったのかという本。
レコンキスタの進行に応じてスペイン諸地域の勢力や宗教がどのような状態であったのか、移り変わったのかが描かれる。
ともすれば、イメージとしてキリスト教徒がイスラム勢力に反撃して領土を広げていたように単純に思えるが、そのような二大勢力の図式では捉えきれない。地域ごとに民族と宗教とが入り混じっているし、そのような環境下でできる社会は寛容と非寛容がないまぜになったようなしゃかいであったことが、本書からは受け取れる。
2024/12/29 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
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