« Book:同性婚と司法 by 千葉勝美 | トップページ | Book: #テミスの不確かな法廷 »

2024/04/04

Book:ローマ帝国の誕生

今年読んだ12冊目は『ローマ帝国の誕生

 

ローマ帝国は、いつ「帝国」として成立したのか、一般的にはオクタビアヌスがアウグストゥスとされた元首制の始まりあたりを帝政の始まり的にとらえるように思うが、いやアウグストゥスがいる間はあくまで元首制でその世襲後が帝政なのかとも言われるかもしれないが、この本ではアウグストゥスは帝国の完成のように位置付けている。

私のイメージする歴史学は、かくあるべしという感じがする本だ。人物列伝というわけでもなく、制度史でもなく、史料から得られる事実の位置付けというか解釈で話が進んでいる。

ということで、非常に興味深い。

Junrei

|

« Book:同性婚と司法 by 千葉勝美 | トップページ | Book: #テミスの不確かな法廷 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Book:同性婚と司法 by 千葉勝美 | トップページ | Book: #テミスの不確かな法廷 »