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今年読んだ28・29冊目は、宮部みゆきの『蒲生邸事件(上)(下)』
かなり前の作品で、気になっていたが、この夏休みの課題として読むことができた。
大学受験に失敗して、予備校の入試にチャレンジするという18歳が、暗い雰囲気の男にタイムトリップさせられ、行き着いた先は2.26事件真っ最中の陸軍退役大将のお宅だったという舞台装置で、SFミステリ的なドラマが展開する。
だいぶ前とはいえ、21世紀になってから書かれたものであり、その当時の宮部みゆきの若者観がうかがわれる感じで興味深い。
主人公は、かなり無知ではあるが、そして見知らぬ人に物怖じしないというのか、遠慮がないというのか、そして同年輩の女性にも積極的だし、18歳にしてもかなり特殊な行動パターンの人ではないかという気がする。
2023/09/20 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
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