Book:ChatGPTの法律
今年読んだ15冊目はChatGPTの法律
一通り、ChatGPTの基本的な部分から、法的な部分にかけての解説がある。
しかし、著者たちのビジネス系弁護士という属性から、そうした方面の解説が重なっていることは否めないので、そういう方面での興味にはよく答えられていることであろう。
AIの生成物が誰の著作物となるのかとか、AIが行った不法行為については誰が責任を負うのかという問題については、確かにビジネスの現場からは遠いものかもしれない。
それでもChatGPTがついた嘘で誰かの名誉が侵害されたり営業が妨害されたりした場合の法的責任の所在は、現実のものと言っても良い段階に来ているので、検討すべきではなかったか。
もちろんそうした趣味的な部分はあえて外すというのも一つの考え方ではあるが。なお、教育と生成系AIの問題にも一応言及はされている。
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