« カルタヘナ法とは | トップページ | Cinema: Winny »

2023/03/11

東日本大震災被害者の13回忌

12年目というのは13回忌ということで、一つの節目です。

前にも書いたかもしれませんが、当時を思い起こしてみます。

 

12年前の今日、私は神奈川大学のロースクール棟(24号館)の会議室にいました。今は、法哲学の井上匡子先生の研究室になっています。
その日も、彼女をリーダーとするDV被害を法がいかに救済するかという研究会の終わった頃でした。
ちなみにその研究会の所産はこちらです。

 

研究会のメンバーである民訴のH先生が先に帰宅された後、行政法や民法の先生たち、それに弁護士さんが残っていたところに大揺れが来ました。
建物は無事でしたが、交通は寸断され、帰宅途中のH先生が携帯もつながらず、電車で立ち往生されたようです。しばらくしてお連れ合いの憲法のH先生から、メール問い合わせがありました。携帯電話はつながらなくてもメールはつながったのですね。
Kennkyuushitsu20110311
岐阜に帰る民法の先生だけはなぜか新幹線が動き、入試の作業もあって戻りました。しかし戻っても翌日の入試は延期となりました。
当時、自宅は神奈川大学の近くだったので、帰れなくなった皆さんと一晩を明かしましたが、津波の映像、そして原発の緊急事態宣言の映像はそこで見ました。
その時からしばらくは原発事故の緊迫、計画停電などが続きました。私は北大の教授でしたが、春休みでもあったので、横浜にとどまっていました。写真は、当時の神奈川大学・井上教授の研究室です。
3月中旬には、銀婚式記念の旅行を予定してましたが、キャンセルになりました。
3月下旬のトゥールーズでの講演旅行にはかろうじて行きましたが、来れない日本人もいました。
こうして書いていても、その時のドキドキが思い出されてきますが、まだ避難生活が続いておられる方々もいます。
改めて、地震や原発事故への備えを忘れないようにしたいと思います。

|

« カルタヘナ法とは | トップページ | Cinema: Winny »

生活雑感」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« カルタヘナ法とは | トップページ | Cinema: Winny »