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今年読んだ9冊目は、田村和大さんの『正義の段階 ヤメ検弁護士一坊寺陽子』
田村さんの作品は、『消えた依頼人』以来である。
その前作は民訴の設例に必ずと行ってよいほど出てくる氏名冒用訴訟の話なのだが、この作品もそれに近いトリックが仕組まれている。
しかも、昨今話題の弁護士会懲戒を申し立てられた弁護士が同期の弁護士である主人公に代理人を依頼するというところから始まっているが、その請求者は「鈴木太郎」という怪しげな名前。
主人公が込み入った事情を一つ一つ明らかにしていくことで物語が進んでいく。
でも、最後の最後に現れたトリックは、どうなのかなぁ、現実問題としてありうるのかなぁと、疑問を残しつつ終わった。
2023/02/04 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
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