Book:両面宿儺の謎〜桜咲准教授の災害伝承講義
桜咲准教授は、不動産鑑定士の姉を持ち、妖怪防災学という授業を行っている。
その大学法学部に入学した主人公は、実は桜咲准教授のゼミに入りたくてその大学を志望したが、母親がどうしても法学部に行けというので泣く泣く法学部生になったという。
そして、桜咲准教授の教養の講義は大人気科目であるのに対して、法学部の刑法総論〜過失・責任という授業は、こんなふうに書かれている。
講義前に、あまりの人数の少なさに驚いた主人公が同級生に訳を尋ねると・・・
「『過失と責任』って聞いたらさ、何か刑事ドラマとかミステリみたいで楽しそうじゃん?・・・いざ講義が始まったら、何て言うんだろう、もう何を話しているのか判んないくらい判んないの。」
そして講義後の会話。
「どう? めっちゃつまんなかったでしょ?」
「なんか、こないだ受けた『憲法』の講義も似たような話だったし、先輩の話だと、三年から始まる『民事訴訟法』はもっと眠くなるらしいよ」
この本の著者が法学部というものをどのように理解しているか、どういうイメージを持っているか、少なくとも学生たちがどういうイメージを持っていると思っているかが現れていて、大変興味深い。
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