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2022/09/04

ロストバゲッジ(追記1,2,3,4完)

約3年ぶりにフランスへ調査旅行に出たが、早速見舞われたのがロストバゲッジである。

フランス語ではLes baggages perduesでみんなに通じるが、ヘルシンキ経由のフェンエア運行のJAL便で、9月2日金曜日に成田からパリに行ったところ、翌3日朝のシャルル・ド・ゴール空港で荷物受け取りベルトから荷物が出てこない。

そのときに同じ便で到着した人たちの半分くらいが荷物がないといってバゲージクレームに詰めかけていたから、おそらく荷物のコンテナ一つ分を積み忘れたのであろう。

 

Img_3329 バゲージクレームでは、人数の多さにうんざりした顔の係員が、ネットで配達先を指示してくれればそちらに配達するといい、いつ来るのか、今日中に来るのか、パリから他所に行くのだが大丈夫かなど口々に質問されるのに大丈夫だと答えていく。そして16時には次の便で荷物が送られてくるはずだから、ここに来てくれれば返却もできるという。

それを信じて15時くらいにまたバゲージクレームの場所に来てみたのだが、14時台の便で一部の人に返却されたらしい。しかし私も、それから他の日本人の女の子にも、荷物はないという。

埒が明かないので、パリに行ってホテルで荷物探索の登録をした。

そして夜のお出かけに行って戻ってみたが、残念ながらホテルに配達はされておらず、一晩明けた今日は日曜日で、フランス人が厚く信頼するクロノポストは休み。良くて月曜日に配達されるはずである。

(追記)

と思ったら、日曜日にも拘らずクロノポストはバゲージの配達に動いたらしい。私達のホテルにも届いて、やれやれと思ったのだが、フランスはそう簡単に問題を解決してくれなかった。

預けた荷物二つをロストされ、今日は二つバゲージが来たのだが、残念なことに一つは見覚えのないでかいスーツケースであった。もう一つは確かに私たちのスーツケースで、しかも大きい方なので衣類の不自由はなくなったのだが、残る一つに色々と重要な小物が入っているので、依然として不便である。
ホテルのフロントの人が気の毒に思ったのか、電話で確認してくれたり、改めて空港の荷物係りに電話して説明してくれたりしたが、少なくとも今日の時点では一つのみしか届かなかった。明日に期待である。
(追記2) 
 2日経過したが、依然としてこない。ホテルのフロントには連絡があったらしく、依然として捜索中だという伝言を受け取った。
 もう見つからないんじゃないのか、と同行者はすっかり弱気に。クロノポストと聞くと、悪い予感しかしないのだが。
(追記3)

朗報。
シャルル・ド・ゴールの荷物係りから電話であなたの荷物が見つかったという。
今まで5日もホテルのフロントの人たちが電話してくれたのだが、全然ないという話だった。しかし今日、JALパックのパリ支店に電話して、荷物が見つからないままなんだがどうしてくれると言ったところ、午後に調べて電話するという返事だった。そして午後、全然電話がないなあと思っていたら、パリの空港の荷物係りから見つかったという電話が来たのだ。
日本航空から運航会社のフィンエアに話が行って、フィンエアから空港荷物係りをせっついて探したということだろうか?

そして、間違って配達されてきた荷物はどこにあるのかと聞くから、それは誤配達されたホテルにあると教えてあげたが、要するに誤配達しつつ、その荷物も今まで放置していたわけだ。その荷物の持ち主は涙目ではないか。

結局、今はポワチエにいるといったところ、帰りの空港でバゲージクレームに来てくれれば受け取れるようにしておくといわれたが、果たして我々の荷物が出てくるだろうか?
一応、先方のいう荷物番号は、私達のバゲージと合致しているのだが。
(追記4)
パリCDG空港に着き、真っ先に荷物受け取り係のところへ行った。たくさん並んでいる人を無視して窓口のおばさんに荷物を受け取りに来たんだけどというと、タグを見て2番のベルトで返却しますという。
いやそれは今日届いた荷物のことだろう、そのタグは先週のもので、ここで受け取ることになっているんだけどと言って、ようやく事態に気がついたようだ。
そしてぐずぐずしているうちにカウンターの中に見慣れた赤いスーツケースがあるのを見て、あれだあれ、と指差し、タグの番号と照合してようやく引き渡してもらった。

全く、最後まですったもんだしだが、ともかく戻ってきてよかったよかった。
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