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今年読んだ45冊目は、新川帆立さんの月9ドラマ原作となった競争の番人。
公正取引委員会を題材としたエンタメ小説というのはあまりないと思うので、その意味で貴重だし、カルテルや談合もよく新聞とかで見かける大企業ではなく、むしろ中小零細企業が舞台となっているところに親近感を覚える。
ただまあ、小勝負くんにせよ、主人公の女の子にせよ、あるいはその母親にせよ、彼女の描く人間の心理は、ちょっと私には理解できないところがある。そういうユニークなところがなければ面白くないのかもしれないが、それにしてもちょっとエキセントリックというのか反応が一貫性を欠いているというのか、まあ微妙に思えてしまう。
ともあれ、今回はドラマにそのままなりそうな筋立てではあるので、楽しみだ。
2022/06/06 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
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