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2022/05/03

Book:人新世の科学ーニュー・エコロジーが開く地平

今年読んだ41冊目はオズワルド・シュミッツ著・日浦勉訳『人新世の科学ーニュー・エコロジーが開く地平

 

 エコロジーの本であるが、新書だけに手軽に読めて面白い。

印象に残ったところは、ヌーの大群の存在が環境保全に果たしている役割について。(p.32〜)

 

ヌーによって草が食べられ、枯れた草を原因とする山火事が抑えられ、草の炭素が糞となって昆虫により土壌に取り込まれ、二酸化炭素吸収のサイクルを成していると。 

その他、いわゆる生態系のバランスが地域的にだけでく遠隔地同士も含めて安定させているので、そうした全体の保全が極めて重要だということである。

さあ、法律家は何をしたら良いのだろうか?

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