« comic:アンサング・シンデレラ7 | トップページ | AV出演契約の拘束力は性的自己決定権放棄の限度で強制不能 »

2022/03/22

Book:線は僕を描く

今年読んだ33冊めは、ちょっと不思議なタイトルの『線は僕を描く


 


 抽象的な小説タッチで、素材としては親を喪った子どもの喪失感からの立ち直りとか、男女関係とか、師弟関係とか、人間関係でのドロドロがありそうな感じなのだが、それらが全然ドロドロを感じさせず、抽象的な感じで、その意味ではまるで本書のテーマである水墨画のように、淡白なタッチでいながら中身が伝わってくる、そんな小説だ。

そのストーリーというのか、舞台設計の中を生きる主人公たちの展開は、掛け値なしに面白い。引き込まれる。


 


なお、この作品には漫画バージョンも出ていて、それはそれで楽しめそうである。


 

|

« comic:アンサング・シンデレラ7 | トップページ | AV出演契約の拘束力は性的自己決定権放棄の限度で強制不能 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« comic:アンサング・シンデレラ7 | トップページ | AV出演契約の拘束力は性的自己決定権放棄の限度で強制不能 »