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2022/02/19

Book:プロジェクト・ヘイル・メアリー

今年読んだ21・22冊目はプロジェクト・ヘイル・メアリー(上・下)

 

あの火星の人の作者が放つ宇宙もの本格SFだが、掛け値なしに面白い。 

Liser2_20200829142501 宇宙船の中で目覚めた主人公が、次第次第に事態を思い出してくるのだが、その宇宙船の中での話とその宇宙船に乗るまでの地球での話が交互に現れて、我々読者も次第次第に状況を認識していくという物語の手法である。

語り口は、中学生の人気を博する科学教師のそれで、ポップカルチャーの香りもふんだんに出てくる。その性格は、地球での役割にも役立つし、宇宙船の中でのミッション実行にもまた存分に役立つことになる。

なにしろ、次第次第に事態が判明していくのだから、ネタバレをしてはいけない。読む楽しみが減じられてしまう。しかし、ファーストコンタクトSFと帯に書いてあるのだから、やはり宇宙船で行った先には、宇宙人がいるのだろうなということは期待してよい。

ともかく、読んでみてくれ。映画化が進んでいるらしいが、映画は映画で楽しむとして、小説自体も十分に映像的に楽しめる。

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