2022/02/28
2022/02/26
2022/02/24
jegement:外国事業者に対する発信者情報開示請求が欠席判決で認容された事例 #データマックス #データミックス
Book:転がる検事に苔むさず
今年読んだ23冊目は検事を描いた『転がる検事に苔むさず』
警察小説大賞の受賞作だそうで、ちょうど今日、その受賞第一作である『恋する検事はわきまえない』が出たようだ。
作者は法曹や検察庁勤務経験者というわけではなく、新聞記者の出身のようだ。
2022/02/21
民訴教材:職分管轄違いで移送した先で口頭弁論を開かずに却下した事例
特許庁の拒絶審決に対する取消訴訟を東京地裁に提起したところ、東京地裁が民訴16条に基づいて事件知財高裁に移送し、その移送を受けた知財高裁が審決取消の訴えの出訴期間30日を経過していることを理由に補正の余地のない不適法な訴えであるとして、民訴130条に基づいて却下判決を下した。
2022/02/19
2022/02/16
arret:憲法53条に反する国会召集懈怠が国賠法上違法ではないとされた事例
前段は、国会召集を求めた各議員に対する内閣の職務義務違反に基づく国賠を、後段は国会召集を求めた各議員の国会活動を妨げたことによる国賠を、それぞれ求めているが、いずれも棄却した。
前段の判断において、「国会の臨時会召集要求という権限行使に応じないときには,国会による自律的な活動の開始を妨げたものとして,国会ひいては全 国民(憲法43条1項参照)に対して政治的責任を免れないといわざるを得ない」としつつ、「実質的には国会と内閣という機関相互間における権限の行使に関する紛争であるから,本来的には国民の権利義務ないし法律関係には直接関係しないというべきである」と判示して、個々の議員との関係での違法問題となることを否定した。
2022/02/12
2022/02/11
jugement:はすみとしこ+リツイート者の名誉毀損が認められた事例(誤字訂正)
被告A(はすみとしこ)が伊藤詩織さん(原告F)について「就職あっせんをしてもらうために枕営業を行ったものの、採用されなかったため、2年後にレイプだったと主張している」という事実を摘示して名誉を毀損し、名誉感情も傷つけたことに関して、裁判所は、公共性・公益目的は認めつつ、真実相当性がないと判断した。それは酔いつぶれた女の子をホテルに連れ込んで性行為に及んだ山口氏自身も枕営業ということは言ってないし、不起訴処分も不起訴相当の議決も上記事実を示すものではないし、被告が独自に調査した形跡もないからという。
また他のツイートでも伊藤さんが山口氏を訴えて勝訴した一審判決後に、性被害が虚偽で枕営業なのに嘘を言ってBBC番組に出たという事実を摘示しており、真実相当性はないとされている。
ということで損害賠償を命じたわけだが、謝罪広告に関しては、勝訴したことの名誉回復効果、原告自身の情報発信力、被告はすみとしこのアカウントが停止されていることを理由として、その必要性は認められないとした。
被告はすみとしこ関係はあまり異論の余地がないとして、リツイートしたに過ぎないと主張する被告B、C関係は議論の余地がある。
2022/02/10
2022/02/09
2022/02/06
2022/02/05
2022/02/04
2022/02/02
Book:日本の私立大学はなぜ生き残るのか
今年読んだ16冊目は、オーストラリア人とイギリス人が書いた『日本の私立大学はなぜ生き残るのか』
なにしろ、2000年初頭には、私立大学は次々倒産し、20%とか17%の大学が経営破綻するとか消えるとか言われていたのに、結局消えたのは11校(1.5%未満)に過ぎないのだ。
これはなぜかという問い、謎に、日本研究、特に日本の高等教育について研究し、日本の大学に所属したこともある外国人研究者が挑むのが本書だ。
もちろん短大が大きく数を減らし、四大に進む学生が、特に女子が増大したという事はあるが、それだけでは説明がつかないところを本書は解き明かしてくれる。
2022/02/01
親子法制の改正要綱案2022〜懲戒権と再婚禁止期間の撤廃
法制審で、親子法制の改正要綱案が提出された。
時事通信:嫡出推定、婚姻後は「現夫の子」 再婚禁止期間を撤廃―民法改正・法制審要綱案
最高裁の違憲判断で見直したはずの再婚禁止期間は、この機会に撤廃し、婚姻前に懐胎した子でも婚姻中に懐胎したのと同様に夫の子と推定する。
また婚姻解消後300日以内に生まれた子はその解消前に懐胎したものと推定するので、婚姻解消後すぐに別の男性と結婚して出産した場合は嫡出推定が重なることになるが、その場合は現在父を定める訴えによって決めることになっているところを出生の直近の婚姻における夫の子と推定するとした。
これは今結婚している夫の方が養育環境が良いという判断だ。