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2021/11/08

Book:沈黙のパレード

今年読んだ52冊目は、沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)

 

東野圭吾のガリレオ先生シリーズである。 

ややネタバレ的になるが、最近の作品白鳥とコウモリを読んだ直後であったので、その作品のデジャビュ的感覚があった。過去の殺人事件と現在の殺人事件とが重なり合って来るというのが骨格だから。

それはそうと、犯人が黙秘権を行使していれば無罪になり、不起訴になるという設定についても、半分ありそうで半分はなさそうだ。もちろん自白により詳しい犯行経緯が明らかにならなければ、精密司法の中で起訴も有罪も格段に難しくなるとは言えるが、そう甘いものでもなかろう。

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