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今年読んだ49冊目は君嶋彼方さんの君の顔では泣けない (角川書店単行本)
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帯文句から分かるように、男女高校生の入れ替わりモノで、もう何度目かの話かという感じだが、この小説は意外とリアルだ。
入れ替わりモノにリアルはいらないような気もするが、例えばちょうど入れ替わったときには生理中だったことによる混乱やショックとか、女性の体になってしまった男子が男に襲われたり、元の同性の仲良し友達から言い寄られたりと、性自認が異なるセクシャル・マイノリティならこうなりそうなところが色々と出てきていて、興味深い。
男の子になった女子高校生が「童貞」をいち早く捨ててしまって、それに怒る体の持ち主に「断りきれなかった」というのも、奇妙な反対形相の心理が顕になっていて、これまた興味深い。
2021/10/28 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
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