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今年読んだ36冊目は、琥珀の夏 (文春e-book)
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本屋大賞『かがみの孤城』で知られる辻村深月さんの世界である。
これも、弁護士モノといえば弁護士モノだし、子どもたちの世界で起きる軋轢というのか屈託感のようなものが前面に出ている感じが著者らしいところに思える。
しかし、過去と現在との行き帰り、それも過去にはいくつか異なる時点があって、その間の登場人物の異同に最初は戸惑い、途中で読み返したりして、すーっと最後まで行ける構成ではない。
また、ユイちゃんがちょっと無駄遣いされているような感じもする。彼女の背景に何があったのか、気になるところだ。ま、そいういうような視線にさらされる存在ということであのような登場の仕方をするということであれば、著者の思うつぼなわけだが。
2021/07/28 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
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