Book:レンブラントをとり返せ by #アーチャー
今年読んだ1冊目、正確には今年読み終わったということだが、ジェフリー・アーチャーの新シリーズらしいレンブラントをとり返せ -ロンドン警視庁美術骨董捜査班- (新潮文庫)
面白いことに、クリフトン年代記でハリー・クリフトンが書いた小説の主人公ウィリアム・ウォーウィックがこのシリーズの主人公である。
ふつう、一つ次元が上の問題をメタレベルといい、更に上になるとメタメタレベルとかいうこともある。
これに対してアーチャーが自分の作品中の人物の書いた小説を自分で書くというのは、何というのだろう?
法哲学者の妻に聞いても判然としないので、一応サブレベルということにする。
で、しかし、クリフトンシリーズとかカインとアベルとか、アーチャーの長編がその世界に浸かると一気に読んでしまう中毒性を持っている(例えば直近のBook:永遠に残るは(下)など一気読みだった)のだが、この小説には最後までなかなかそういう状態とならず、寝不足の原因とはなかなかならなかった。登場人物が、とりわけ主人公のウィリアムが扱う事件が3種類あり、しかも同僚の受け持つ事件も絡み合うので、この事件は誰のどういうのだっけというところがこんがらがってくるのだ。
判例でも読むように人物図を書いて行けばよいのだが、ナイトキャップではそうも行かない。
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