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今年読んだ55冊目は夏川草介の始まりの木
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医療ドラマから民俗学にウィングを広げた著者が、しかし持ち味は失わない素敵な物語を出してきた。
古屋准教授は、偏屈を絵に描いたような毒舌の学者で、イメージとしては60代くらいなのだが、設定では40代程度のようだ。これに対して補佐役を努める修士院生が、旅に連れ出されては新しい世界観を獲得していく。濃密な師弟関係である。
現代の大学では、こうした扱いはもう絶対にできないだろうし、民族学会最大のビッグニュースどころか最大のスキャンダルとなってしまうことだろう。
2020/11/29 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
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