フランスの重罪院ルポルタージュ Procédure pénale à la Cour d'assises de Paris
普段はカメラが入れない刑事裁判の現場を克明に捉えた裁判報道。
拘置所からの護送から、裁判所内の留置場、他方で陪審員候補者への説示、証人など。
今は新しい裁判所に移ってしまったパリの裁判所の内部が美しく記録されている。
なお、法廷が開廷すると、カメラは追い出される。この点は譲らないらしい。
死刑が廃止されたフランスでも、聖職者が被告人に面会して会話をするシーンもある。パリの裁判所には11人の尼僧が裁判所内の留置施設で被告人のお世話をしたり会話したりする。
カードを盗んだ被告人については、検察の取調べから裁判所に常駐する国選弁護人の面会まで、克明に記録される。その後、直ちに軽罪裁判所での審理が行われる。この審理は、カメラで撮ることが許されている。
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