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2020/09/07

Book:バベル九朔

今年読んだ45冊目は、久しぶりの万城目ワールドでバベル九朔 (角川文庫)

 

この本の著者紹介のところも物語の一部をなしている、なんてことはないんだよね? 本人が雑居ビルの管理人をしながら小説を書いていたんだよね? 

はっきり言って、疑心暗鬼な気分にさせられてしまう。 


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会社勤めを辞め、家族の所有する雑居ビルの管理人に収まり、小説を書く野望に進む主人公、その周りは個性的なテナントに個性的な母と叔母、こうした舞台であれば、宮部みゆきならどんな話を作り出すかな、綾辻行人ならどんなミステリになるのか、東野圭吾だったらどうだろうか?

そんな思いに囚われてしまう程の、おあつらえ向きの舞台で、これはもう万城目ワールドとしか言いようがない展開になってしまうのだった。

 

 

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