シャルリー・エブドのテロ事件初公判と裁判の映像記録
5年前のパリで起こった風刺新聞シャルリー・エブドへのテロ実行犯に対する初公判が、昨日、行われた。
パリ市長のFB書き込みでは、真実が明らかになる時で、パリは被害者とその遺族とともにあると書かれていた。
この裁判に関しては、金塚弁護士のブログで裁判の映像による記録化がなされるということが紹介されていて、非常に興味深い。
我が国では、東京裁判こそ映像記録がいくつか残され、戦後しばらくは裁判の映像付き報道があったが、荒れる法廷対策の一環でか、一切認められなくなり、現在は冒頭の映像のみ許可される運用となっている。
そして、歴史的価値のある裁判に関しては、記録の特別保存という制度が、最近ようやく運用され始めることとなった。しかし進んで映像に残そうという発想は、全くなさそうである。
なんとももったいないことだ。
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