« comic:東京城址女子高生1〜3 | トップページ | Book:ビザンツ帝国 »
今年読んだ38冊目は法廷遊戯
<br /><br />
作者は現役の司法修習生(73期)らしい。
今どきの司法修習生らしく、舞台はロースクールの法廷教室が選ばれており、ロー生同士の法廷遊戯に先生も絡んでくるという中で前半が進んでいく。
しかしまあ、登場人物の理解しにくい心理が、最後は合理的な説明がついて、理屈っぽい人たちはカタルシスを大いに感じるのだけど、一般の人はどうだろあなぁ。
それと、馨が審判者として罰を与えることを「強大な権限」ではなく「強大な権利」と書いてしまうのは、相当に考えた末に選んだ語用なのかな。
ともあれ、才気あふれる法廷モノ作家として面白い物語をたくさん生み出していただけることを期待する。
2020/07/23 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
この情報を登録する
コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。
内容:
コメント