Book:合唱
今年読んだ27冊目は、どんでん返しの帝王こと中山七里さんの合唱 岬洋介の帰還
中山七里さんは多作でたくさんのシリーズ世界を編み出されているので、この本だけを読んでもなんか続き物の途中の巻を読まされているような感じになる。
本来は岬洋介シリーズとして楽しめればよいのだが、どこかでベートーヴェンというのから読むべきなのか、それともいつまでもショパンからでああろうか、悩ましいところではある。
それはともかく、合唱というタイトルがもっと効いてくるのかと思ったら、それはそうでもないようである。第九を聴くシーンがちょっとだけ出てきただけだった。
あと、刑事訴訟法が裁判所法と書かれていたり、細かいところは気になるのだが、そういうのを全部無視しても、ストーリーが破綻していないのか、色々気になる。岬洋介の聞き込みになぜあんなに素直に話すのかとか、検事自身が真相になぜ気が付かないのかとか、証言が終わった証人が別の証人を尋問していた弁護人に反論の機会があるとか、色々。
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