Book:民事執行・保全判例百選 第3版
デザインが一新しているので、とてもユニークに感じるが、表紙は何か山をモチーフとしているのであろうか?
さて、新しい版では、今津先生の面会交流と間接強制決定の判例解説とか、栗原先生の諫早湾干拓事業に関する間接強制の衝突の事例などが興味を引くところである。
いずれも、それらの後の最高裁が権利濫用法理をもって調整を図り、あるいはそのように示唆する判断を下しており、いずれも難問に突き当たっていることがうかがわれる。
なお、財産開示手続については第一人者の内山衛次教授がコラムを書かれていて、改正法にも触れられている。さらには子の引渡執行に関しても久保野恵美子教授がコラムで解説されている。
大きな法改正の前夜に出る出版物ということで、工夫の後が見られる。
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