Book:法と心理学への招待
法と心理学といえば、早稲田の菅原郁夫先生や関西大学の藤田正博先生も思い浮かぶ。
この本は、上のお二人は入っていないが、指宿信先生や松本克美先生などが書かれている。
民事関係は、松本先生が主として消費者法やジェンダーイシューを題材に書かれている。
そして、この本で印象深かったのは、最後の司法臨床で、DVについても法と心理学からのアプローチが示されているところだ。著者の廣井亮一氏が書かれた司法臨床入門(第2版): 家裁調査官のアプローチという本では、私の読んだ初版では必ずしもDVのある離婚事例について明確に書かれていなかったと思うが、本書ではその点が明確にされ、心理学的ないし著者の言う司法臨床からのアプローチが示されている。
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