余った給食を引き取って懲戒処分
このニュースが話題だが、減給の懲戒処分にするというのはひどい。
市教委によると、男性教諭は2015年から夜間定時制で給食指導を担当、生徒が欠席するなどして出た給食の余りを引き取っていた。今年6月に匿名の通報があり発覚。持ち帰った給食はパン約千個、牛乳約4200本で、総額は約31万円に上った。教諭は全額を市教委に返還した。
おまけに、31万円を教諭に返還させて学校が受け取ったらしいが、その金は学校・市にとって濡れ手に粟というか棚からぼたもちというか、要するに不当利得なんではないか。もともとはコストを掛けて廃棄処分をするところをしないで済んだのだから。
コンビニの店舗に余った弁当類を捨てさせて安売りその他の有効活用をさせないフランチャイザーでもそんな不当利得をすることは聞いたことがない。いやあるかもしれないが、寡聞にして知らない。
食品ロスの撲滅を行政目標にしている国が、堺市に厳重に抗議すべきではないか。
そして堺市としては、教諭に持ち帰るのを禁止するのであれば、給食の余りの有効活用を考えるべきである。例えば、併設の学童で食べてもらうとか、保育園等に融通するとか。調理済みのものは難しいかもしれないが、牛乳とか果物とかだったら、子ども食堂みたいなことをやっているところに有効活用してもらうとか。
衛生面で限界はあれど、できることはあるはずだ。
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