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2019/11/04

国際訴訟法会議2019・2日目

国際訴訟法会議2019 2日は「民事司法の説明責任と透明性」と題する総括報告を中国の先生が行っている。
興味深いフレーズがいくつか。スペインでは、「司法の説明責任は司法の独立の自然な帰結である。裁判官は独立しているがゆえに、説明責任を負う」と言っている。
日本の法曹に聞かせたい。

日本では全く正反対の考え方がしばしば公然と主張されている。

そもそも、司法の独立は、裁判官の独立ではなく裁判所の独立だと思い込んでいるところがあるが、それはいずれにしても、司法が独立しているがゆえに説明責任があるということなど夢にも思っていなさそうだ。

憲法には公開原則が定められているが、憲法解釈論として透明性というのも恥ずかしくなるような最低限の「公開」だけ、すなわち傍聴の物理的に限界のある可能性を開くことだけが憲法の要請だと考えられていて、記録の公開は裁判の公開のコロラリーとは言われていても、決して憲法上保障された権利だとは考えていない。

ましてや、説明責任などということは夢にも思わず、裁判官は語らずが良いこととして言い伝えられている。最高裁が世論の批判に「雑音に耳を貸すな」と裁判官たちに訓示した時代すらあるし、その時代のことはまだきちんと清算されてはいない。

要するに、裁判官は語らずと言っておいた方が楽なだけだなのである。

世界の常識は日本の非常識とさえいえる。

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2019/11/02

第16回世界訴訟法会議=XVI World Congress on Procedural Law

今日から神戸ポートピアホテルを会場に、第16回世界訴訟法会議が4日の予定で開催されている。

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基調講演は以下の三人が行った。

三木浩一「現代のコンピューター関連技術は司法手続にとって歓迎すべき友人か、それとも招かれざるトラブルメーカーか?」

Frédérique Ferrand "Faut-il s'adapter ?  De l'avenir du procès civil : reddition ou résistance ?"

Margaret Woo "Technology, the Global Economy and New Concepts in Civil Procedure"

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