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2019/10/29

Book:パパは女子高生だった(読了)

今年読んだ59冊目である。

パパは女子高生だった――女の子だったパパが最高裁で逆転勝訴してつかんだ家族のカタチ

もうタイトルであの人かなとピンとくる。

 

前田さんは幼少期から女性の体であることに違和感を抱き、25歳で性別を変更。あきさんと結婚し、男児2人に恵まれた。子どもの戸籍の父親欄には当初、生殖能力がないことが明らかだとして前田さんの名前は記載されなかったが、最高裁が2013年に父子関係を認める初の判断を示し、同じ境遇に苦しんでいた全国の家族が救われる結果となった。

著書の1、4章は、それぞれ長男(9)と次男(7)が話す形で、前田さんの幼少期から結婚・出産までの歩みと、家族の近況を紹介。第2章は前田さん自身の目線で、出生届の父親欄の名前を消すよう求められた日から、最高裁で逆転勝訴をつかむまでの闘いを描いた。

 

大変な闘いだったと思うが、それによって私達の社会が得られた成果は極めて大きい。多様性ということが、たとえ最高裁的には法律婚優先の考え方に合致したためだとは言っても、結果的に大きく認められたのだから。

学生とともに読むためにも、キンドルではなく紙媒体で買う。

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