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2019/08/17

Book:審判

今年読んだ49冊目は審判 〈新装版〉 (徳間文庫)

 

 

 なかなか複雑なストーリーである。

女児殺しの廉で有罪となり、服役・出所した男が、獄中から再審請求を試みたものの棄却され、出所後に特別抗告も却下された後、担当刑事や被害者の母親などに接触していく。何を企んでいるかといえば、独自に真相を突き止めようとしているわけだが、その行動は謎に包まれている。

その上、担当刑事、被害者の父、母、その他の関係者からの視点が交互に現れるので、相互の関係が見えにくくなっているし、前半でひとまず真相が明らかになったと思ったら、半分しか真相は明らかになっていなかったのだ。

 

ということで、面白かった。

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