Book:絶唱
阪神大震災にまつわる人間模様をトンガという場所に集めた作品で、4つの物語ではあるが相互に人物が重なる、不思議な構成である。
湊かなえさんの作品は、ネガティブな感情がどろどろと吹き出すという印象が強いが、そしてこの作品にもその傾向はないわけではないが、この小説はとても上質なイメージがある。
なんとなく、人に優しくしたくなるような読後感であった。
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