Book:真実の航跡
今年読んだ20冊目は、伊東潤氏の真実の航跡 (単行本)
終戦直後の香港で開かれた戦犯裁判で、60人以上もの捕虜を「処分」した罪に問われた司令官と艦長のケースに、日本から二人の弁護士が弁護人として派遣され、それぞれ利害対立する状況下で無罪獲得に最善を尽くすというもの。
イギリスで、裁判所の傍聴とか裁判官や弁護士の話を聞く傍らで読むと、そのギャップに戸惑いすら覚える。
A級戦犯の東京裁判はともかくとして、BC級の戦犯裁判は不公正の極みであって、例えば日系アメリカ人の強制収容にアメリカが謝罪したように、その見直しがあってもよいのではないかと、そんな気分にさせられる迫真の作品である。
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