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2018/12/29

matimulogのこの一年

年末なので、今年のこのブログで取り上げた記事を振り返ってみたが、カルロス・ゴーン逮捕とか、再審開始決定が相次ぐとか、世間を賑わした大事件があまり出てこない。

以下、日付は取り上げた日もしくは対象となる事件やイベントが有った日であり、統一もされていないが、ご容赦。

3/30 裁判手続等のIT化検討会が「3つのe」構想取りまとめ

 取り上げたのは、検討会の間であったが、3月に取りまとめが出て、現在はそれに続く研究会が開催中である。
関連記事がarticle:民事司法のICT化によって実現される正義、実現されない?正義

4/5 モバイルコンテンツ審査運用監視機構(EMA)の活動停止

 EMAには基準策定委員長として関わり続けたが、もともとガラケーを前提にしたフィルタリングのホワイトリスト作りであって、スマホには色々な意味でついて行けなかった。しかし青少年のためのインターネット環境の健全化が必要であること、そのための法律があることは変わっていない。

4/22 著作権侵害サイトへのブロッキングに賛否両論
 JILIS:ブロッキングに関する緊急シンポを聴いて、民事法的なスキームを考えるで取り上げている。ブロッキングは、民事的な関係で見るならば、自力執行の問題があるのである。

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5/4 藤山雅行判事の定年退官

 藤山裁判官の目立ったことは、行政訴訟においても医療事故訴訟においても、原告の救済を指向する傾向があったという点である。

7/13 ITによるADRの利用拡大シンポ

いわゆるODRという言葉が、最近ようやく人口に膾炙するようになってきたらしいのだが、世界的にも旬ではある。日本では民事司法のIT化と相乗作用で目立ってくることが期待される。共倒れとならないといいのだが。

7/20 治療的司法研究センター1周年記念シンポジウム

 これに先立って、4月から大学を移ったのだが、新たな同僚で旧知の指宿信教授が最も力を入れている活動である。

8/12 東京医大の女子受験生差別と司法試験合格率の男女格差

 この記事の前提としての東京医大の女性受験生差別は医学部入試に広く行き渡っているようであり、ついに消費者裁判手続特例法の第一号提訴ともなった。

9/12 岡口基一裁判官の分限裁判

今年の法律関係ニュースのトップに位置づけられると思うが、それ自体を取り扱うエントリは立てていないのが残念ではある。

9/21 全国(弁護士会)仲裁センター連絡協議会 in 高崎

フランスのADRについて報告をするという、いささか場の空気とは異なるタスクをこなした。

10/24 弁護士懲戒請求の濫用と損害賠償認容

ここで取り上げられているのは、金弁護士の事例であり、ネトウヨからの攻撃にそれなりの理由があるケース(もちろん正当性があるという意味ではまったくない)だが、全くのとばっちりで大量懲戒請求を浴びせられた北先生、佐々木先生のケースは、第一次提訴のことを後に取りあげている。

10/30 ティフェンヌ・ベロンさんの行方不明捜索が続く

 フランスのポワチエの女性英語教師が日光近辺で消息を絶ったとして、家族を中心に必死に捜索を求めている。安全な日本を誇るのであれば、なんとしても無事に帰国させてあげたいし、そうでなくても何らかの消息を明らかにしてあげたい。
関連記事
Tiphaine Veronさんの希望のための行進
#ティフェンヌ・ベロン さん捜索の模様@Nikko

11/5消費者スマイル基金1周年記念シンポジウム

消費者団体訴訟の金銭的支援を行う団体であり、NPO支援NPOである。

11/23 奈良監獄、最後の公開

まあ、美しい監獄というのはいいすぎだとしても、歴史的遺産である。
ホテルに無事なれればいいが。

12/9 そこをなんとか・完結

良い漫画だったが、映像化されていたのをすっかり忘れていた。

12/12 東アジア法哲学会

法哲学者ではないが、法哲学だけでない幅の広い議論がされていることが分かったのが収穫である。

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