倒産手続にもIT化を
倒産手続き IT化へ議論
専門家が研究会設立 ウェブ上で債権者集会 費用・時間削減めざす
日経新聞が伝える、倒産処理手続にITを利活用して高度化するという研究会、当然の方向である。
もともと、アメリカなどでは倒産裁判所においてIT利用が始まり、義務化されてきた。
そして、大量の資料、多数の関係者の申請、債権者集会、配当表作成と配当実施といったコンピュータ処理や通信手段の活用が有用な場面が最も多く考えられるのも、倒産処理手続である。
そこでは、当事者間の感情のすり合わせが必要といった要素は、比較的少ない。そもそも債権者集会は殆ど開かれないし、開いても出席は乏しいという現実からすれば、ネットを通じた情報提供と意思表明機会を設けることで十分でもある。
場合によっては、民事訴訟手続の法制化よりも先に進む可能性も秘めている。
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