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2018/12/29

matimulogのこの一年

年末なので、今年のこのブログで取り上げた記事を振り返ってみたが、カルロス・ゴーン逮捕とか、再審開始決定が相次ぐとか、世間を賑わした大事件があまり出てこない。

 

以下、日付は取り上げた日もしくは対象となる事件やイベントが有った日であり、統一もされていないが、ご容赦。

 

3/30 裁判手続等のIT化検討会が「3つのe」構想取りまとめ

 

 取り上げたのは、検討会の間であったが、3月に取りまとめが出て、現在はそれに続く研究会が開催中である。
関連記事がarticle:民事司法のICT化によって実現される正義、実現されない?正義

 

4/5 モバイルコンテンツ審査運用監視機構(EMA)の活動停止

 

 EMAには基準策定委員長として関わり続けたが、もともとガラケーを前提にしたフィルタリングのホワイトリスト作りであって、スマホには色々な意味でついて行けなかった。しかし青少年のためのインターネット環境の健全化が必要であること、そのための法律があることは変わっていない。

 

4/22 著作権侵害サイトへのブロッキングに賛否両論
 JILIS:ブロッキングに関する緊急シンポを聴いて、民事法的なスキームを考えるで取り上げている。ブロッキングは、民事的な関係で見るならば、自力執行の問題があるのである。

 

Boissonadeaparis2

 

 

 

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2018/12/28

edu:学生のレポート指導用ハンコ

Hiraishi Kai先生 @kaihiraishi が以下のようなツイートをしていた。

 

 

 

誠に興味深く、共感すること頻り。

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2018/12/27

Book:昨日がなければ明日もない

今年読んだ34冊目は、宮部みゆきの「昨日がなければ明日もない

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2018/12/26

arret:判例の射程について最高裁と高裁との見解が食い違った事例

いろいろな意味で興味深い裁判例が公表されている。

最決平成30年12月18日決定全文PDF

最高裁判所は,民訴規則203条所定の事由があるとしてされた民訴法324条に基づく移送決定について,当該事由がないと認めるときは,これを取り消すことができる

直接的には、民訴法22条1項の、移送決定の覊束力に関する条文の縮小解釈がなされた事例である。

(移送の裁判の拘束力等)

第二十二条 確定した移送の裁判は、移送を受けた裁判所を拘束する。

2 移送を受けた裁判所は、更に事件を他の裁判所に移送することができない。

3 移送の裁判が確定したときは、訴訟は、初めから移送を受けた裁判所に係属していたものとみなす。

Temis2


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2018/12/25

日弁連のスマッシュヒット:ハラスメントA面B面

いやー、素晴らしい出来の広報ビデオだ。タレントさんをつかったイメージビデオだけでなく、こういう事もできるんだ、と感心しきり。

まずはA面。

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2018/12/24

Book:パラレルワールド・ラブストーリー

今年読んだ33冊目は、東野圭吾のパラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

しかし、題名の中黒後はそのとおりなのだが、前は違うじゃないか。

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2018/12/23

privacy:大屋先生の「忘れられる権利」考について

大屋先生は、忘れられる権利の概略についてわかりやすい説明をした後に、広告規制としての広告表示義務や判例の変更後の注意記載などを例にして、忘れられる権利の対象となる過去のネガティブ情報も昔のことだという表示があればいいのであって、表現を消すことまでも求められるべきではないと論じる。

だいぶ乱暴にまとめたが、その際、大屋先生は次のような前提をおいているのだ。

過去のものは過去のものであり、現在のものとは限らないという当たり前の判断力・評価力を我々が持っていることを前提として

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Xmasソングから追放されるか、Baby, It's cold outside

 

今年も残すところあと僅か。仕事は山積しているが、天皇の最後の誕生日会見に共感するとともに、なんでもアメリカでは上記の歌が差別的(?!)だとして放逐されそうになっているということなので、あえて、クリスマスソングとして貼ってみる。

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comic:乙嫁語り11

今年読んだ32冊目は、タイトルもうろ覚えになったシリーズの新作、乙嫁語り 11巻 (ハルタコミックス)

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2018/12/22

見たい映画:私はマリア・カラス

 

予告編とサイトのあらすじを見て、いよいよ見たくなってきた。

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Book:#炎上弁護士 by #唐澤貴洋

今年読んだ31冊目は、唐澤貴洋先生の炎上弁護士 なぜ僕が100万回の殺害予告を受けることになったのか

赤裸々に、弁護士になるまでと、炎上弁護士と言われるようにネットで様々に攻撃され、実生活にも脅迫が行われていることが記されている。

フェイスブックで誰かが電車か何かの遅れの間に読了したと書いていたが、私も1時間かそこらで読了してしまった。厚さに比して、読みやすさ抜群である。

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2018/12/21

article:フランスにおける司法アクセス

中央大学の日本比較法研究所が出している比較法研究所研究叢書の一つとして、司法アクセスの普遍化の動向 (日本比較法研究所研究叢書116)という本が出た。その中に、「フランスにおける司法アクセス」という章を書かせていただいた。


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2018/12/20

article:発信者情報開示請求

メディア判例百選 第2版 (別冊ジュリスト241号)に、「プロバイダ責任制限法の『特定電気通信役務提供者』とその責任」と題して、以下の2つの最高裁判決の解説を書いた。

最判平成22年4月8日民集64巻3号676頁
最判平成22年4月13日民集64巻3号758頁

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2018/12/19

Anne Hidalgoパリ市長の訴え

パリ市長はなんて魅力的でアグレッシブでポジティブに訴えかけることができる人なんだろう。

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court:福井地裁・家裁のステンドグラス

福井地裁・家裁の庁舎にはステンドグラスがあるそうだ。
福井新聞記事

倉田慎也所長(62)は「裁判所の庁舎の中にステンドグラスの大作、それも芸術作品があるのは、わが国でここだけではないでしょうか」とみる。

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Book:静おばあちゃんと要介護探偵

今年読んだ30冊目は静おばあちゃんと要介護探偵

この著者の本は、昨年テミスの剣を読んでいた。
しかし、その時の印象とはぜんぜん違うし、この作品は静おばあちゃんと車椅子の名古屋人と、それぞれ別の作品のキャラクターらしいので、その世界に入り込んだ人は楽しいのではないか?

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2018/12/18

Book准教授・高槻彰良の推察

今年読んだ29冊目は准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき (角川文庫)

准教授とか、民俗学とか、楽しそうである。そしてライトノベルであった。

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2018/12/15

cinema:カメラを止めるな

今年見た22本目の映画も、飛行機内で見た「カメラを止めるな

いやー、面白かった。

Cinema_3


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2018/12/14

cinema:万引き家族

今年見た21本目も飛行機の中で見た映画「万引き家族」

万引き家族公式サイト

Cinema_2


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2018/12/13

ストラスブールのテロ2018

ストラスブールはアルザス・ロレーヌの中心として有名だし、欧州人権裁判所があるところで、EU関係の首都機能の一部を担うところでもある。
そしてまた、クリスマス・マーケット Marché de Noëlでも世界的に有名なところだ。

Dscf1718


そんなストラスブールで悲しい事件が。

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2018/12/12

東アジア法哲学会in Hongkong

明日から、東アジア法哲学会が香港で開催される。

Programme & Papers

法哲学と名がつく海外の学会には、フランクフルトで開かれたIVRに、分科会発表者の末席に連なって言ったことがあるだけで、今回もコメンテーターとなるために参加する。従って、アウェー感半端ない。

20181212_84741


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2018/12/11

edu:順天堂大学に見る公平と差別

「大学受験時点では女子のほうが精神的な成熟が早くコミュニケーション能力が高い傾向にあり、判定の公平性を確保するため男女間の差を補正したつもりだった」

順天堂大学が女子受験生を不利に扱っていた理由として、記者会見で説明したこの発言、あまりのことに呆れる声が大半だが、公平と差別の関係を考える絶好の素材ではないかと思うようになった。

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Law:チケット転売禁止法が成立

特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律と題する法律が、12月8日未明、参議院で可決され、成立した。

法律案

参議院では全会一致だったようであるが、特定の興行チケットについての転売を禁止するということは、言い換えると民事上の取引の一部を刑罰をもって禁圧するという法律であり、違和感がある。
Parlementfinland


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2018/12/10

世界人権宣言70周年

今日は、世界人権宣言がパリで採択されてから70年の節目の記念日となる。

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AIが瞬時に詐欺と見破る

連日、世間を賑わすAIだが、これはAIにある種の法的判断をさせようということで、ひょっとするとAI警察官とかAI検察官とかAI裁判官とかの先駆けとなるかも知れない。

架空請求、瞬時に見破る 撃退アプリ開発 埼玉弁護士会の弁護士ら

埼玉県の川目武彦弁護士らということだが、次のような働きをする。

請求書やはがきなどをスマホで写真撮影してアプリで送信すると、過去の詐欺事案で使われた文面などのデータを蓄積したAIが数秒間で判定し、「架空請求の疑いが濃厚です!」などと表示する。AIによる判定が難しい場合は、弁護士らが写真を確認してラインで通知する。

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2018/12/09

comic:そこをなんとか15・完

長年続いた新人弁護士らっこちゃんの物語が遂に完結を迎えた。今年読んだ28冊目がこのそこをなんとか 15 (花とゆめCOMICSスペシャル)である。


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2018/12/08

0円TAXI

運賃が0円のタクシー、DeNAが都内で運行 スポンサーの試供品など車内提供

これは凄いアイディアだなと思う。

市営地下鉄の中で広告のアナウンスが流れたりした場合に、これは囚われの聴衆に対する押しつけ的広告だとして、差止めと損害賠償請求がされたことがあった。

最判昭和63年12月20日PDF判決全文

結論としては、違法性がないとして請求を棄却した判決が確定しているが、人格権・プライバシーの権威である憲法学者の伊藤正己裁判官が詳細な補足意見を付けている。

Taxi_jousya_woman


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2018/12/07

倒産手続にもIT化を

倒産手続き IT化へ議論
専門家が研究会設立 ウェブ上で債権者集会 費用・時間削減めざす

日経新聞が伝える、倒産処理手続にITを利活用して高度化するという研究会、当然の方向である。

もともと、アメリカなどでは倒産裁判所においてIT利用が始まり、義務化されてきた。
Kaisya_tousan_man


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2018/12/06

medical:妊婦税か、妊婦の保護か

妊婦加算は「妊婦税」? ネットで批判、見直し検討:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38558490V01C18A2EE8000/

すこぶる評判の悪い妊婦加算制度であるが、制度目的と効果がこうも綺麗に裏腹になったのは面白い。

よく授業では、裁判は要件効果モデルで判断するのに対して行政は目的手段モデル、一定の行政目的を達成するため最善の手段を選んで実行するという発想であるから、司法と行政は違うと説明するのだが、上記記事によれば目的達成に失敗した例と言わざるを得ない。

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law:賃金請求権について、民法よりも労基法の消滅時効が短くなる?

現行民法には、「月又はこれより短い時期によって定めた使用人の給料に係る債権」の消滅時効を1年とする短期消滅時効の規定がある。

ところが、これでは労働者の保護に欠けるので、労働基準法115条は賃金についての消滅時効を2年と定め、民法の原則よりも長期にしている。

ところがところが、この度民法が改正されて、使用人の給料に関する債権の短期消滅時効の規定がなくなり、一般原則に併せて5年とされることになった。

そこで、労基法の時効期間をそのままにしていたのでは、民法の原則よりも賃金請求権の方が短いことになってしまって逆転するので、それを原則に併せて5年にすべきではないかという提案がされているが、財界は反対しているというのだ。

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2018/12/05

music:Look Nowと #MeToo

品川に行くと、たいていThe Big Issue売りのおじさんから最新号を買うのだが、前回買った号にはエルビス・コステロのルック・ナウがスペシャルインタビューの対象となっていた。

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2018/12/04

流行語トップテンに #MeToo

ということであれば、この人のことを思い出さなくてはならないだろう。伊藤詩織さんのBlack Boxに書かれたことだ。

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article:ゲームにおけるペナルティーの意義と機能について

北大法学論集の最新号に掲載された、刑法学者の小名木明宏先生の「ゲームにおけるペナルティーの意義と機能について : ドイツボードゲームにおけるペナルティーの役割についての考察」という論文が、とても面白い。

ドイツゲーム大賞を受賞した様々なボードゲームのルールとペナルティの仕組みを調査し、そのペナルティの機能と刑法が持つ応報機能、一般予防、特別予防というペナルティの機能との比較検討を行うというものだ。

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2018/12/03

Book:継続捜査ゼミ

今年読んだ27冊目は継続捜査ゼミ (講談社文庫)

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2018/12/02

book:よくわかる民事訴訟

山本和彦先生の定評ある民事訴訟法入門書の最新版であるよくわかる民事裁判 -- 平凡吉訴訟日記 第3版 (有斐閣選書)がでた。

基本的なコンセプトは変わっておらず、2050年に発見された日記で現在の民事訴訟で被告とされた人の視点で手続を追うというものである。

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2018/12/01

Book:ADR法制の現代的課題

山本和彦先生の民事手続法研究シリーズ第三弾が、ADR法制の現代的課題 -- 民事手続法研究IIIである。

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