cinema:万引き家族
もう有名になったので、すじは紹介するまでもない。それに紹介するほどの筋立てでもない。
おばあちゃんとその孫、よくわからないけど一緒に住んでいる夫婦、それにはっきりとは分からないけど拾ってきた男の子に映画の中で拾ってこられた女の子の6人家族が、おばあちゃんの年金、孫の風俗、夫の建設現場賃金、それに妻の洗濯工場賃金で生活をしていて、しかし夫と男の子は万引きを繰り返して必需品の一部をまかなっているという状況である。
色々とある中で、おばあちゃんが亡くなり、その遺体を床下に埋めて、さらに男の子が万引きに(わざと?)失敗して病院に運ばれたことから一挙に露見したというわけである。
おばあさんの死体遺棄は妻が一手に罪をかぶっていたが、その妻は正当防衛で夫を殺した前歴がある模様。
なかなか破滅的で、年金や生活保護を頼りとする生活を送っている家族ないし疑似家族の存在も実際に存在するらしいが、その辺りを題材とした「家族」の物語と言うべきか。
しかし親許から逃げ出して彼らに保護=誘拐された女の子は、暴力をふるい合う親許に戻されたわけだが、彼女の安否が気遣われる。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 尊属傷害致死重罰規定合憲判決の少数意見 #虎に翼(2024.07.03)
- Cinema:ポトフ美食家と料理人(2024.03.17)
- cinema:サントメール ある被告(2023.08.10)
- Cinema:オット―という男(2023.03.13)
- Cinema: Winny(2023.03.12)
コメント