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2018/11/15

history:帝銀事件展

帝銀事件といっても、今の学生さんには全く反応がないが、戦後の疑獄事件で未解決のものだ。
その展覧会が、成城大学のお近くで開催される。

帝銀事件の謎迫る展覧会、捜査手記初の一般公開

Medical_doku


ちなみに私の授業でも、人身保護法が使われた例として、平沢さんのことを取り上げている。

記事に紹介されている捜査手記では、当初、青酸カリではなく青酸ニトリールが使われたのだろうという話だったのが、軍関係者への捜査がしりつぼみとなるに従い青酸カリ説に変わっていったと書かれており、その原因はGHQの意向だったという話である。

資料館学芸員の塚本百合子さんは「米国がソ連などの反共のために旧日本軍の生物化学兵器研究を欲するようになった。そこで細菌戦情報と引き換えに登戸研究所や731部隊の関係者を戦犯免責にし、警視庁にも圧力をかけて軍関係者への追及を封じた可能性がある」と指摘する。

日本軍の犯罪行為とともに、それを利用するためのアメリカ軍の犯罪行為が透けて見える展覧会のようだ。

企画展「帝銀事件と登戸研究所」が21日から、川崎市多摩区の明治大学平和教育登戸研究所資料館で始まる。

来年3月30日まで。12月1日、1月26日には弁護士らによる講演会、2月23日には熊井啓監督の「帝銀事件 死刑囚」の上映会がある。休館は日~火曜日、12月23日~1月8日、19日、2月7日。入館無料。問い合わせは資料館(044・934・7993)へ。

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