YouTube:岡口裁判官と弁護団の審問期日後の記者会見
しゃべる岡口さんを見るのは、法廷傍聴でたまたま見かけたのを除くと、初めてである。
岡口さん自身の発言は、まず、裁判官であることを他者から認識できる状態で、という点に関しての意味がよく分からないと述べたこと、ツイッターは砕けた発言の場であること、問題ツイートで当事者が傷ついたとされるが、どの部分で傷付けられたのか不明であること、このような申立てでは反論のしようがないので適正な手続とはいえないので、釈明が必要であること、傷付けられたというのは極めて主観的で、誰かが傷ついたというだけの理由で表現行為が抑圧されるのであれば、表現自体が全くできなくなること、申立人の東京高裁の証拠では事実認定も懲戒判断もできないはずであること、却下ならありうるが、これで戒告の処分ができてしまうとすれば法治国家としてあり得ないということである。
岡口さんは言っていないが、要するに、カフカの審判 のような暗黒な中での手続を受けさせられているような心持ちなのだろう。
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