Pope:教皇アカウントがツイッター社により停止させられる
カトリック中央協議会は3日、ローマ教皇フランシスコによるツイッターへの投稿(ツイート)を日本語に翻訳して配信していたアカウント「教皇フランシスコ(邦訳)」(@chuokyo_pope)が凍結されたと発表した。理由は不明で、ツイッター社に対してはすでに異議申し立てを行い、回答を待っている状況だという。
敬愛する法王フランシスコのツイッターアカウントが停止されたという。
フランシスコ法王といえば、実に人間味のある率直な人柄で、伝統的なカトリックの殻を破りそうな行動で知られ、ときに物議を醸すこともあれば、しかしやはり敬愛される法王様として君臨され続けている。
その法王様の最近の発言で目立ったものといえばこれ。
カトリック教会は死刑に全面反対、バチカンが容認部分の教理変更
カトリック教会は数世紀にわたり、極端なケースに関しては死刑を容認してきた。しかし、2005年に死去したヨハネ・パウロ2世の在任中に立場が変化し始めた。バチカン(ローマ法王庁)は今回の改定については、死刑に全面的に反対するローマ法王フランシスコの姿勢が反映されたと説明している。新たな教理は、「死刑は個人の不可侵性と尊厳に対する攻撃であり、容認できない」と述べ、教会は世界規模の死刑廃止に向け「決意を持って」働いていくとしている。
そして日本では、オウム真理教事件の13人に連続して死刑が執行され、世界的にも衝撃を与えた。死刑の是非を巡る議論では、日本は世界的に孤立していて、中国や北朝鮮と同レベルの国と見られる一因となっているが、逆に死刑制度を養護する側の反発も凄まじく、国際的な圧力に対しては「お前たちの方が人を殺しているくせに」と、かなり皮相的なお門違いな反論をするのが常である。
そこに出てきたフランシスコ法王の上記の方針に、以下のようなことがあったらしい。
死刑反対を表明した翌日に教皇アカウントに一斉スパム報告をかける自称保守も大概だが、それに盲目的に応じたついったジャパンのバカさ加減がクソ過ぎる。
— epolard (@epolard) 2018年8月5日
ローマ教皇のツイッター日本語訳アカウントが凍結 理由は不明 https://t.co/IcR7sbFr3S
本当にそういう事があったのかどうかは知らないが、ツイッター社のアカウント停止というのは岡口判事に対してくだされたことを思っても、まるで正当なものという信頼がないので、さもありなんとも思う。
ただ、以下のような続報が。
続報:凍結されていたアカウント「教皇フランシスコ(邦訳)」(@chuokyo_pope)は4日午前までに回復した。
些細なエピソードで終わったようである。
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