cinema:マルヴィン、あるいは素晴らしい教育
この前に見ていたBPMがエイズ問題で、従ってゲイの社会に深く関わっていたが、マルヴィンの物語はまさにゲイの話である。
しかし主題は、上映後に監督がミニトークショーを開いてくれて語っていたが、ゲイだけの問題ではなく、人種的マイノリティや、子供の社会で差別的に扱われる様々な現象に共通する問題であるという。ということで、特に同性愛・同性婚に特有の問題を扱っているのではなく、より普遍性がある問題を、ゲイを素材として描いたというわけである。
主人公の名前はマルヴィン・ビジュー。マルヴィンというのは珍しい名前で、マービン・ゲイのマービンである。フランス語でマルヴィンと発音するのかが不思議であった。からかわれる原因はむしろビジュー(宝石)で、宝石さんという名前だったらさぞかし小学生の時にはからかいの種になったろうなと、想像に難くない。フランスでも同様のようである。
その他に、地方とパリとの文化的な対照性とか、演劇というアーティスト社会の影とか、色々な要素が詰め込まれた良い作品だ。
ちなみに主人公を演じた男優さんは、基本的に映画俳優acteurで舞台俳優comédienではないとのこと、映画の中で舞台俳優を演じられてハッピーだったと語っていた。というくらい、映画俳優と舞台俳優とは職業的に違うものなのだ。
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