SBC検証プロジェクト
秋田真志弁護士と甲南大学の笹倉香奈先生が共同代表となっているプロジェクト「揺さぶられっ子症候群を考える〜日本でも冤罪多発か〜」
赤ちゃんを強く揺さぶると、脳に重い障害を与えることがあるとされる医学的な考え方に基づき、「赤ちゃんの頭部外表に目立ったケガなどが見られないにもかかわらず、①硬膜下血腫、②網膜出血、③脳浮腫という3つの症状(これは三徴候と呼ばれます)があれば、それは「暴力的な揺さぶり」=虐待によるものだと推測して良いという理論」が成立し、これに基づいて訴追されるということだ。
しかし、アメリカ、イギリス、カナダ、スウェーデンなど欧米先進国では、「揺さぶられっ子症候群」を虐待によるものだとすることについて、慎重になってきたと言われているそうである。
さてどうなのであろうか?
揺さぶられっ子症候群には、このような参考文献もあるが、上記サイトの参考文献のページには、内外の参考文献が詳しく紹介されている。
| 固定リンク
「法律・裁判」カテゴリの記事
- Arret:欧州人権裁判所がフランスに対し、破毀院判事3名の利益相反で公正な裁判を受ける権利を侵害したと有責判決(2024.01.17)
- 民事裁判IT化:“ウェブ上でやり取り” 民事裁判デジタル化への取り組み公開(2023.11.09)
- BOOK:弁論の世紀〜古代ギリシアのもう一つの戦場(2023.02.11)
- court:裁判官弾劾裁判の傍聴(2023.02.10)
- Book:平成司法制度改革の研究:理論なき改革はいかに挫折したのか(2023.02.02)
コメント