Court:IT化へ検討会 当事者の負担軽減 政府設置 #司法IT化
司法IT化をめぐる検討会を政府が設置すると報じられている。
この件に関しては、11月11日に名古屋大学で行われる情報ネットワーク法学会で、司法ICT化という分科会が開かれ、諸外国の状況を踏まえた議論が行われることになっている。
そこには、内閣官房の担当者も参加するので、議論が盛り上がることだろう。
政府が今月下旬に民事裁判手続きのIT化を推進するための有識者検討会を内閣官房に設置することが14日、分かった。インターネットでの裁判所への書面提出、訴訟記録の電子化、テレビ会議システムを使用した審理の拡充などについて幅広く議論し、今年度内に提言をとりまとめる見込み。海外より遅れていた司法の電子化に政府が本腰を入れることになる。
この方針は、先日の未来投資戦略2017の示すところに沿ったもので、行政府手動による司法のIT化が現実に進む可能性を示している。
ぜひとも、その流れを確実なものにして、韓国人にもシンガポール人にもフランス人にも北欧人にも、もちろんアメリカ人にも、普通に共通の話ができる司法にしてもらいたいと思う。
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