Book:ブラックボックス
今年読んだ49冊目は、伊藤詩織さんのBlack Box
告発の手記である。
事件自体は、彼女の記者会見や検察審査会申立てとその顛末、そしてここでも安倍首相夫妻の影がちらついていて、かなり有名になっている。
酒に酔って、あるいは薬物を飲まされて意識と記憶が飛んでいる状態にされたところをレイプされたという彼女の訴えは、しかしながら、その加害者を逮捕起訴するには至らず、現在は民事訴訟で争っているところである。
加害者とされる相手は、性行為をしたことは認めたものの、レイプは否定している。
彼女の言い分は、本書をお読みになるとよい。
それとともに、レイプ被害にあった時に被害者としては何をすべきかも、本書を読んで考えておくと良いと思う。何ごとにつけても、証拠確保は大事だし、弁護士の助けは必要だ。そして性犯罪の場合は特に、心身のダメージを癒す必要がある。そうしたことは、助けがなければできない。
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